献血用語辞典——分からない言葉はここで引ける

公開 2026/08/22・更新 2026/10/10

献血の世界には専門用語がいっぱい。各用語から、それぞれの詳しい解説記事へ飛べます。
⚡ 30秒でわかる要点
📑 目次
  1. あ行
  2. か行
  3. さ行
  4. た行
  5. な行
  6. は行
  7. ま行
  8. や行
  9. ら行
  10. 英字
  11. よくある質問

あ行

愛の血液助け合い運動:毎年7月に行われる全国的な献血推進キャンペーン。夏の献血者減少に備える。不足しやすい時期参照。

アルブミン:血漿に最も多く含まれるたんぱく質。浸透圧を保つ。やけどや肝硬変の治療に使うアルブミン製剤の原料。血漿分画製剤参照。

移動採血車:献血バスの正式な呼び方。献血バスとは参照。

ウインドウ期:感染のごく初期で、最も高感度な検査でも病原体を検出できない時期。検査目的の献血がNGな理由の核心。

ウイルスベクターワクチン:無害なウイルスを運び屋にしたワクチン。献血の延期期間はワクチンの種類ごとに定められる。ワクチンと献血参照。

エリスロポエチン:腎臓が出す赤血球産生を促すホルモン。献血後の赤血球回復を担う。血液の回復参照。

延べ献血者数:年間の献血回数の合計。同じ人の複数回を含む。令和7年(2025年)は約499万人。統計参照。

黄色い血:売血時代、頻回売血者の血液が赤血球不足で黄色く見えたことから生まれた言葉。献血の歴史参照。

オープン献血:バスを停められない場所で、会議室などを臨時会場にして行う団体献血の方式。

か行

核酸増幅検査→「NAT」の項へ。

学校献血:高校や大学に献血バスが来て行う団体献血。高校生の献血・大学生の献血参照。

巨核球:骨髄にある大きな細胞で、血小板はここからちぎれて作られる。血液の成分参照。

筋緊張法(AMT):採血中に脚やお尻の筋肉に力を入れてゆるめることを繰り返し、気分不良(VVR)を防ぐ方法。海外の試験で発生が約半分に。緊張をほぐすコツ参照。

クエン酸反応:成分献血で抗凝固剤(クエン酸ナトリウム)が体に戻り、口や指先がしびれる一時的な反応。解説はこちら。

グリコアルブミン(GA):過去2週間の血糖の状態を反映する検査値。献血の検査結果に含まれる。検査結果の見方参照。

血液型:赤血球の表面の抗原による分類。ABO式・Rh式のほか40以上の型がある。血液型と献血参照。

血液事業:献血の受入れから製剤の製造・供給までの事業全体。日本では日本赤十字社が担う。

血液センター:都道府県ごとにある日本赤十字社の施設。献血の受入れ、検査、製剤化、供給を行う。献血ルームや献血バスを運営。

血液製剤:献血血液から作る輸血用血液製剤(赤血球・血小板・血漿)と血漿分画製剤(アルブミン・免疫グロブリン・凝固因子)の総称。解説はこちら。

血液法:「安全な血液製剤の安定供給の確保等に関する法律」。安全性・国内自給・適正使用・公正透明を理念とし、売血を禁止。解説はこちら。

血球:血液の細胞成分(約45%)。赤血球・白血球・血小板。血液の成分参照。

血漿(けっしょう):血液の液体成分(約55%)。栄養を運び、薬の原料にもなる。血漿献血参照。

血漿分画製剤:血漿からアルブミン・免疫グロブリン・凝固因子などを精製した医薬品。解説はこちら。

血小板:出血を止める血球。製剤の有効期間はわずか6日。血小板献血参照。

血小板数(PLT):血液1μLあたりの血小板の数。血小板献血の基準は15万/μL以上。

血色素量→「ヘモグロビン」の項へ。

健診医:献血会場で問診・診察を行い、献血の可否を最終的に判断する医師。問診で聞かれること参照。

献血カード:かつての受付用カード。2026年1月に新規発行・更新が終了し、受付はラブラッドアプリに統一。

献血後情報:献血後に「あの血は使わないで」と本人が申し出る仕組み。遡及調査参照。

献血者コード:献血者ごとの10桁の番号。ラブラッドの登録に使う。

献血者健康被害救済制度:献血に伴う健康被害で医療機関を受診した場合に医療費などを補償する日本赤十字社の制度。献血のデメリット参照。

献血推進計画:血液法にもとづき国が毎年度告示する献血確保の計画。2026年度は224万Lが目標。

献血の日(8月21日):1964年8月21日の閣議決定に由来する記念日。歴史参照。

献血バス:職場・学校・商業施設に出向いて全血献血(原則400mL)を受け付ける移動採血車。解説はこちら。

献血率:延べ献血者数÷献血可能年齢(16〜69歳)人口。令和7年(2025年)は6.2%。統計参照。

献血ルーム:常設の献血施設。全国124施設。全血・成分献血ができる。選び方参照。

交差適合試験(クロスマッチ):輸血前に患者と血液の相性を試験管内で確かめる検査。不規則抗体参照。

抗凝固剤:血液が固まるのを防ぐ薬剤。採血バッグや成分採血装置で使う。成分献血のクエン酸反応の原因。

抗体:体が異物に対して作るたんぱく質。血液型の抗体、感染症の抗体、HLA抗体など。

骨髄バンク:白血病などの患者に造血幹細胞を提供するドナー登録制度。献血会場で2mLの採血で登録可。

さ行

採血基準:年齢・体重・血色素量など、献血者保護のために国が定めた基準。献血できる条件参照。

採血側の腕:針を刺したほうの腕。献血後は強い力をかけない。献血後の注意参照。

採血バッグ:血液を採る使い捨ての袋。抗凝固剤入りで、初流血ポーチが付属。器具の使い捨て参照。

さい帯血:出産時にへその緒と胎盤に残る、造血幹細胞を含む血液。公的さい帯血バンク参照。

自己血輸血:手術前に自分の血液を採って自分の手術で使う輸血法。解説はこちら。

事前Web問診:ラブラッドで来場前にスマホから問診に回答する機能。ラブラッド参照。

指先穿刺:献血バスの事前検査で、指先から少量採血する方式(2020年から)。採血中の小さな疑問参照。

循環血液量:体内を巡っている血液の総量。体重の約13分の1。血液は何リットル?参照。

処遇品:献血への感謝として配られる飲み物・お菓子・記念品。対価ではない。記念品参照。

初流血除去:採血の最初の約25mLを輸血用から外し、毛穴の細菌の混入を防ぐ仕組み。解説はこちら。

新鮮凍結血漿(FFP):採血後すぐ凍結した血漿製剤。有効期間1年。血液の有効期間参照。

人工血液:赤血球や血小板の機能を代替する研究中の製剤。実用化はまだ先。解説はこちら。

成分献血:成分採血装置で血漿や血小板だけをいただき、赤血球を体に戻す献血。全血献血との違い参照。

赤血球:ヘモグロビンで酸素を運ぶ血球。寿命約120日。製剤の有効期間は28日。

赤血球指数(MCV・MCH・MCHC):赤血球の大きさとヘモグロビンの量・濃度。鉄不足の早期サイン。検査結果の見方参照。

世界献血者デー(6月14日):ABO血液型を発見したラントシュタイナーの誕生日にちなむ国際デー。世界の献血事情参照。

穿刺(せんし):針を刺すこと。穿刺部=針を刺した場所。

全血献血:血液の全成分をそのまま採る献血(200mL・400mL)。200mLと400mLの違い参照。

造血幹細胞:骨髄にある、すべての血球のもとになる細胞。骨髄移植・さい帯血移植で提供される。

遡及調査(ルックバック):後から感染リスクが判明したとき、過去の献血・製剤を追跡して回収などを行う仕組み。解説はこちら。

た行

団体献血:企業・学校などに献血バスが出張して行う献血。申込み方法参照。

貯留保管:血漿製剤を採血後6か月以上寝かせ、その間にリスクが判明したら出庫を止める安全策。解説はこちら。

低用量ピル:避妊・月経困難症治療目的なら服用中でも献血可。解説はこちら。

同意説明書:献血の目的・副作用の頻度・血液の使い道などを説明し、同意を得るための文書。VVR0.7%などの数値の出典。

当日予約:一部の会場で当日の1〜3時間前まで受け付ける予約。原則は前日17時まで。解説はこちら。

な行

生ワクチン:弱毒化した病原体を使うワクチン。接種後4週間は献血不可。ワクチンと献血参照。

乳び:食後に血液中の中性脂肪が増え、血漿が白く濁った状態。検査値に影響することがある。献血前の食事参照。

年間総献血量:1年(52週)に献血できる全血の上限。男性1,200mL・女性800mL。間隔と回数参照。

濃厚血小板:血小板製剤の製剤名(濃厚血小板-LR)。血小板献血参照。

は行

売血(ばいけつ):血液を金銭で売買していた仕組み。現在は血液法で禁止。なぜ無償なのか参照。

はたちの献血:毎年1〜2月に行われる若年層向けの全国キャンペーン。不足しやすい時期参照。

白血球:免疫を担う血球。輸血では副作用の原因になるため製剤から除去される。

白血球除去(LR):発熱反応などを防ぐため保存前に白血球を除くこと。製剤名の「-LR」の由来。解説はこちら。

皮下出血:針あとの周りに血がにじんでできる青あざ。献血者の0.2%。腕の症状参照。

比重不足:血色素量(ヘモグロビン)が基準に届かず献血できないこと。解説はこちら。

不活化ワクチン:病原体を殺して作るワクチン。接種後24時間で献血可。ワクチンと献血参照。

不規則抗体:輸血や妊娠などで作られる、ABO型以外の血液型への抗体。解説はこちら。

プレ会員:献血未経験者向けのラブラッド会員区分(アプリのみ)。解説はこちら。

ブロック血液センター:全国7ブロック(北海道・東北・関東甲信越・東海北陸・近畿・中四国・九州)に置かれ、検査と製剤化を集約する施設。

ヘマトクリット(Ht):血液に占める赤血球の容積割合(%)。検査結果の見方参照。

ヘモグロビン(Hb・血色素):赤血球の中で酸素を運ぶたんぱく質。献血前検査の主役。足りないと言われたら参照。

放射線照射:製剤中のリンパ球を無力化し輸血後GVHDを防ぐ処理。解説はこちら。

ポイント(ラブラッド):献血ごとに貯まり20ポイントで記念品。396日で失効。解説はこちら。

ま行

まれな血液型(稀血):出現頻度がおおむね1%以下の血液型。-80℃で凍結保存も。解説はこちら。

免疫グロブリン:血漿に含まれる抗体のたんぱく質。免疫不全や自己免疫疾患の治療に使う製剤の原料で、人工では作れない。血漿分画製剤参照。

問診:献血前の健康・リスク確認。プライバシーは厳重に保護される。聞かれること・センシティブな質問の理由参照。

問診票:全国共通の質問票。2024年版は質問20に性的接触などの項目。法令により返却・廃棄不可。

や行

有功章:献血70回以上で銀色、100回以上で金色が贈られる顕彰。表彰制度参照。

輸血後GVHD:製剤中のリンパ球が患者を攻撃する重い副作用。放射線照射により1998年以降確定症例ゼロ。解説はこちら。

預血(よけつ):献血量を「預けて」将来の輸血に備えた過渡期の制度(1974年廃止)。歴史参照。

ヨード過敏:ヨード系消毒液でかぶれる体質。申し出れば消毒液を変更できる。アレルギーと献血参照。

ら行

ラブラッド:日赤の献血Web会員サービス。予約・検査結果確認・受付がこれ一つ。解説はこちら。

リンパ球:白血球の一種。輸血後GVHDの原因になるため放射線で不活化。HLA登録にも関わる。

ルックバック→「遡及調査」の項へ。

英字

ABO式血液型:A・B・O・ABの4型。おもて検査とうら検査で判定。血液型はいつわかる?参照。

FFP→「新鮮凍結血漿」の項へ。

Hb/Ht/RBC/WBC/PLT:ヘモグロビン/ヘマトクリット/赤血球数/白血球数/血小板数。検査結果の見方参照。

HEV:E型肝炎ウイルス。2020年から献血血液の個別NATの対象。NAT参照。

HLA:白血球や血小板の型。HLA適合血小板献血参照。

HPA:血小板固有の血液型。解説はこちら。

HTLV-1:成人T細胞白血病の原因ウイルス。献血血液の検査対象で、異常時は希望者に通知。献血でわかる検査参照。

LR:Leukocytes Reduced=白血球除去済み。解説はこちら。

MCV→「赤血球指数」の項へ。

NAIT(新生児血小板減少症):母子の血小板型(HPA)不適合で起こる病気。HPA参照。

NAT(核酸増幅検査):ウイルス遺伝子を約1億倍に増幅して検出する高感度検査。解説はこちら。

Rh式血液型:D抗原の有無でプラス・マイナス。日本人のマイナスは約0.5%。まれな血液型参照。

VVR(血管迷走神経反応):献血で起こる気分不良・めまい。発生率0.7%。解説はこちら。

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よくある質問

Q. 献血の専門用語が分からないときはどうすればいいですか?
A. この用語辞典から各用語の詳しい解説記事へ飛べます。会場でも、分からない言葉はスタッフに聞けば教えてもらえます。

Q. 検査結果の略語はどこで確認できますか?
A. Hb・Ht・RBC・WBC・PLT・MCVなどの略語は「検査結果の見方」の記事で項目ごとに解説しています。

Q. 問診票に出てくる言葉が分かりません。
A. 輸血歴、臓器移植、けいれん、梅毒、CJDなど問診票の用語は「問診で聞かれること」と「病歴別の基準」の記事で解説しています。

📚 この記事の主な根拠(内容確認日 2026/08/22)
※本記事は日本赤十字社・厚生労働省などの公開情報にもとづいています(ページ生成 10/19)。採血基準や延期期間は改定されることがあり、献血の最終的な可否は当日の会場で健診医が判断します。最新情報は日本赤十字社・ラブラッドでご確認ください。

次にすること

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