職場・学校に献血バスを呼ぶには|団体献血の申込みから当日まで
公開 2026/08/22・更新 2026/10/10
- 申込み先は最寄りの血液センター(電話または申込みフォーム)。日本赤十字社が公式に案内
- 費用負担なし。ポスターなどの広報物もセンターが用意してくれることが多い
- 人数の目安:東京都は半日(約2時間)で受付30名以上、1日(約4時間)で60名以上。県ごとに異なる
- バスを停めるスペースがなくても、会議室などを使う「オープン献血」で実施できる場合がある
- 献血バスは全血献血のみ(原則400mL)。担当者は参加者に条件と当日の流れを事前共有すると見送りが減る
団体献血とは
献血バス(移動採血車)が職場や学校、自治体の庁舎、商業施設などに出向き、その場で献血を受け付ける仕組みです。参加者は移動時間ゼロで協力でき、団体にとっては手軽で確実な社会貢献活動になります。日本赤十字社が採血する血液の多くは、こうした団体献血と、献血ルーム・街頭の献血バスで集められています。バスを停めるスペースがない場合は、会議室やホールを臨時の献血会場にする「オープン献血」という方式もあります。
申込みの窓口と流れ
日本赤十字社は団体献血について「詳しくは最寄りの血液センターまでお問い合わせください」と案内しています。都道府県の赤十字血液センターに電話または申込みフォームで相談すると、日程・場所・見込み人数などを調整してくれます。
- 相談:実施したい時期、場所、見込み人数を伝える。初めての団体なら「初めてで何もわからない」で十分です。
- 日程・会場の調整:バスの駐車スペース(平坦で電源が取れるかなど)か、室内会場(受付・問診・採血・休憩の動線が取れる広さ)を確認。
- 広報:社内・学内で参加者を募る。ポスターやチラシはセンターが用意してくれることが多い。
- 当日:受付・問診・検査・採血・休憩。1人あたり30分〜1時間。
- 実施後:協力人数の報告や感謝状など、センターの運用に従う。
人数の目安
東京都赤十字血液センターの募集要項では、半日(約2時間)で受付30名以上、1日(約4時間)で受付60名以上が目安とされています。この目安は都道府県のセンターごとに異なります。人数が足りない場合は、取引先や近隣のテナント、同じビルの企業と合同で実施する方法があります。「受付人数」の目安なので、当日の検査で見送りになる人も含めて考えます。
費用
実施にあたって団体側の費用負担はありません(東京都赤十字血液センターの募集要項より)。バスの派遣、職員、資材、記念品はすべて血液センター側が用意します。団体が用意するのは、場所(駐車スペースか室内)と、参加者の募集・当日の案内係くらいです。
当日の流れ(参加者側)
- 受付:初めての人は本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカード・パスポートなど。生年月日が確認できるもの)。2回目以降はラブラッドアプリのバーコードかカナ氏名・生年月日の申告。
- 体重測定・問診:タブレットで質問に回答し、健診医の問診、血圧・脈拍・体温の測定。
- 事前検査:献血バスは指先から少量採血してヘモグロビン濃度を測る。
- 採血:バス内のベッドで10〜15分。全血献血のみで、原則400mL。
- 休憩:10分以上。水分をとる。運転する人は30分以上。
流れは街頭の献血バスと同じです(献血バスとは)。
担当者になったら:見送りを減らす事前共有
団体献血で一番もったいないのは、当日の検査や問診で献血できない人が多く出ることです。募集時に次の内容を共有しておくと、参加者の無駄足と会場の混乱を減らせます。
| 共有したいこと | ポイント |
|---|---|
| 400mL献血の条件 | 男性17〜69歳・女性18〜69歳、体重50kg以上、ヘモグロビン男性13.0・女性12.5g/dL以上。65〜69歳は60〜64歳に献血経験がある人 |
| 献血の間隔 | 400mL全血の後は男性12週・女性16週。前回から間隔が足りない人は参加できない |
| 当日の準備 | 前日の睡眠、当日の食事と水分。空腹・睡眠不足・当日の飲酒は見送り |
| よくある見送り理由 | 3日以内の歯科治療、予防接種後の延期期間、帰国後4週間以内、37.5℃以上の発熱、薬の種類 |
| 持ち物 | 初回は本人確認書類。服薬中はお薬手帳 |
| 献血後 | 当日は激しい運動・2時間以内の入浴・直後の飲酒を避ける。力仕事の部署は午後の作業を調整 |
「初めての献血ガイド」「献血できる条件」のリンクを募集案内に添えるだけでも効果があります。
時間割の組み方
1人あたり受付から休憩まで30分〜1時間かかります。全員が同じ時間に集まると受付に列ができ、休憩スペースも足りなくなるため、部署や学年ごとに時間帯を分けて案内するのが定番です。昼休みに集中させる場合は、先に昼食をとってから来るよう伝えてください。空腹での献血は見送りや気分不良のもとです。
学校献血の場合
高校の学校献血では16歳から200mL献血、男性17歳から400mL献血ができますが、献血バスは原則400mLのため、200mLの受け入れは血液センターとの事前相談が必要です。保護者の同意書を求める運用のセンターもあります。授業や部活動との兼ね合いで、献血後の体育や部活は当日控えるよう案内しておきましょう(高校生の献血・大学生の献血)。
CSR・広報としての位置づけ
団体献血は継続することで価値が高まります。年1〜2回の定例化、参加者への感謝状やポスター掲示、社内報での報告など、血液センターが用意する広報物を活用できます。日本赤十字社には献血推進に協力する企業・団体を紹介する枠組みもあるので、センターに相談してみてください。
よくある質問
Q. 献血バスを呼ぶのにお金はかかりますか?
A. かかりません。東京都赤十字血液センターの募集要項でも、団体・企業の費用負担はないと明記されています。バス・職員・資材・記念品は血液センターが用意します。
Q. 何人集まれば献血バスを呼べますか?
A. 東京都の目安は半日で受付30名以上、1日で60名以上です。目安は都道府県のセンターごとに異なるため、少人数でもまず最寄りの血液センターに相談してください。合同開催という方法もあります。
Q. バスを停める場所がなくても実施できますか?
A. できる場合があります。会議室などを臨時の献血会場にする「オープン献血」という方式があるので、血液センターに相談してみてください。
Q. 団体献血で成分献血はできますか?
A. できません。献血バスは全血献血のみで、原則400mLです。成分献血を希望する人には献血ルームを案内してください。
Q. 申込みはどこにすればいいですか?
A. 最寄りの都道府県赤十字血液センターです。電話または各センターの申込みフォームから相談できます。
Q. 参加者に事前に伝えておくべきことは?
A. 400mL献血の条件、前回からの間隔、前日の睡眠と当日の食事・水分、歯科治療や予防接種などの見送り理由、初回の本人確認書類、献血後に激しい運動を避けることです。
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