献血された血液は2種類の「製剤」になる
公開 2026/08/22
献血の血は「輸血」だけに使われるのではありません。半分は「薬」の原料。そして日本はまだ、その薬を輸入に頼っています。
血液製剤は大きく2種類
- 輸血用血液製剤:赤血球製剤・血小板製剤・血漿製剤など、患者さんにそのまま輸血するもの。
- 血漿分画製剤:血漿からアルブミン・免疫グロブリン・血液凝固因子などのたん白質を分離・精製して作る医薬品。やけどやショックの治療(アルブミン)、重い感染症や免疫の病気(免疫グロブリン)、血友病(凝固因子)などに使われます。
輸血用は1974年から100%献血で自給
厚生労働省の血液事業報告によると、輸血用血液製剤は昭和49年(1974年)以降、献血による国内自給を達成しています。日本国内で輸血される血液は、すべて国内の献血でまかなわれているということです。この歴史は「日本の献血の歴史」で詳しく解説しています。
血漿分画製剤は一部を輸入に依存
一方、血漿分画製剤は「一部の製剤を海外からの輸入に頼らざるを得ない状況」(厚生労働省)です。血液凝固第VIII因子製剤は平成6年(1994年)に自給率100%を達成しましたが、令和6年度の国内自給率はアルブミン製剤が72.6%、免疫グロブリン製剤が68.1%(厚生労働省・血液事業部会資料)。免疫グロブリンは世界的な需要増を背景に自給率が低下しており、国内自給を進めるうえで、原料となる血漿の献血が重要になっています。
献血する側が意識したいこと
輸血用も血漿分画製剤の原料も、出どころはすべて献血です。全血献血はもちろん、時間に余裕があるときは成分献血(血漿・血小板)も選択肢に入れると、より幅広い医療を支えられます。
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よくある質問
Q. 献血の血液は輸血以外にも使われますか?
A. はい。血漿からはアルブミン・免疫グロブリン・血液凝固因子などの「血漿分画製剤」という医薬品が作られ、やけどや免疫の病気、血友病などの治療に使われます。
Q. 日本の血液は自給できていますか?
A. 輸血用血液製剤は1974年から100%国内の献血で自給しています。ただし血漿分画製剤は一部を輸入に依存しており、令和6年度の自給率はアルブミン製剤72.6%・免疫グロブリン製剤68.1%です(厚生労働省)。
Q. 血漿分画製剤とは何ですか?
A. 血漿に含まれるたん白質(アルブミン・免疫グロブリン・血液凝固因子など)を分離・精製して作られる血液由来の医薬品です。
📚 この記事の主な根拠(内容確認日 2026/08/22)
※本記事は日本赤十字社・厚生労働省などの公開情報にもとづいています(ページ生成 9/1)。採血基準や延期期間は改定されることがあり、献血の最終的な可否は当日の会場で健診医が判断します。最新情報は日本赤十字社・ラブラッドでご確認ください。
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