問診のセンシティブな質問——なぜ聞くのか、どう守られるのか
公開 2026/08/22
問診票のあの質問にドキッとした人へ。「なぜ聞かれるのか」と「答えはどう扱われるのか」を正確に知れば、身構えなくて大丈夫です。
実際に聞かれること(現行問診票・質問20)
2024年版の問診票では、「6ヵ月以内に次のいずれかに該当することがありましたか」として、①不特定の異性または新たな異性との性的接触、②男性どうしの性的接触、③麻薬・覚せい剤の使用、④HIV検査の結果が陽性(6ヵ月以前も含む)、⑤①〜④に該当する人との性的接触——の5項目が問われます。特定の属性を排除するためではなく、「6か月以内の新しいリスクがあったか」を全員に等しく尋ねる設計です。
なぜ聞くのか:検査には「見えない時期」があるから
厚生労働省の解説によると、検出感度に優れたNAT検査でも感染ごく初期のウイルスは検出できない(ウインドウ期)ため、該当する場合は献血を控えてもらう必要があります。輸血を受ける患者さんを守る最後の砦が、この問診への正直な回答です(検査目的の献血がダメな理由・NAT検査の限界)。夫婦や決まったパートナーとの関係は「不特定・新た」に当たりません。
プライバシーはどう守られるか
- 日本赤十字社は「問診内容のプライバシーは厳重に保護されますので、正確にお答えください」と公式に明記しています。
- 個人情報は目的外利用・第三者提供をしない(法令の定めや本人同意がある場合を除く)ことが同意説明書に記載されています。
- 問診はタッチパネルや個室・仕切りで行われ、口頭で読み上げられることはありません。ラブラッドなら来場前にスマホで回答でき、その場で書く気まずさも減らせます。
知っておきたい2つのこと
- 勤務先を書く欄は問診票にはありません(本人確認・連絡先などの登録情報とは別です)。
- 法令の規定により、記入した問診票・献血申込書の返却・廃棄はできません。これは記録を改ざんせず保全するための決まりで、遡及調査など安全のために使われます。
正直に答えて当日ご遠慮になっても、それは恥ずかしいことではありません。うそをついて献血するほうが、患者さんを危険にさらします。
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よくある質問
Q. 問診で性的な質問をされるのはなぜですか?
A. NAT検査でも感染ごく初期は検出できない「ウインドウ期」があるためです。6か月以内の新しいリスクの有無を全員に等しく尋ね、輸血を受ける患者さんを守っています。
Q. 夫婦・決まった恋人との性的接触も該当しますか?
A. 問診が尋ねるのは「不特定の異性または新たな異性との性的接触」等です。固定したパートナーとの関係はこれに当たりません。
Q. 問診の回答が外部に漏れることはありませんか?
A. 日本赤十字社は問診内容のプライバシーを厳重に保護すると公式に明記しており、法令の定めや本人同意がある場合を除き目的外利用・第三者提供はしないとされています。
📚 この記事の主な根拠(内容確認日 2026/08/22)
※本記事は日本赤十字社・厚生労働省などの公開情報にもとづいています(ページ生成 9/1)。採血基準や延期期間は改定されることがあり、献血の最終的な可否は当日の会場で健診医が判断します。最新情報は日本赤十字社・ラブラッドでご確認ください。
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