献血で「最初の血」を分けて採るのはなぜ?初流血除去の仕組み
公開 2026/08/22
採血のとき、最初に小さな袋へ血が流れていくのに気づいたことはありますか?あれは安全のための大事な仕掛けです。
最初の約25mLは輸血に使わない
日本赤十字社は、採血針を刺した直後の約25mLの血液を小さなポーチに採取し、輸血用の原料血液には使わない「初流血除去」を行っています。分けて採った血液は捨てられるのではなく、検査用の血液として使われます。
目的:毛穴の中の細菌を持ち込まない
皮膚は採血前にしっかり消毒されますが、皮膚表面の消毒だけでは、毛穴(毛嚢)の中にいる細菌までは消毒しきれません。針が皮膚を通るとき、こうした細菌が最初の血液と一緒に流れ込む恐れがあるため、最初の部分をまるごと輸血用から外してしまうのです。
効果は実証されている
初流血除去は血小板成分献血で2006年10月、全血献血で2007年3月に導入されました。導入前後で、期限切れ血小板製剤の細菌培養陽性率は0.17%から0.05%へ低下したと報告されています。特に常温で保存される血小板製剤は細菌が増えやすいため、この一手間が効いています。
安全対策は何重にもなっている
初流血除去は、器具の使い捨て・皮膚消毒・NAT検査・検体の長期保管と並ぶ安全対策の一つ。献血者が痛みなく協力できる範囲の工夫で、輸血の安全性が着実に積み上げられています。
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よくある質問
Q. 採血の最初に小さな袋に血が入るのはなぜですか?
A. 初流血除去といって、毛穴の中の細菌が混入する恐れのある最初の約25mLを輸血用から分けるためです。その血液は検査用に使われます。
Q. 初流血除去にはどんな効果がありましたか?
A. 導入前後で、期限切れ血小板製剤の細菌培養陽性率が0.17%から0.05%に低下したと報告されています。
📚 この記事の主な根拠(内容確認日 2026/08/22)
※本記事は日本赤十字社・厚生労働省などの公開情報にもとづいています(ページ生成 9/1)。採血基準や延期期間は改定されることがあり、献血の最終的な可否は当日の会場で健診医が判断します。最新情報は日本赤十字社・ラブラッドでご確認ください。
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