さい帯血バンクとは?出産のときにしかできない提供
公開 2026/08/22
白血病などの患者さんを救う「さい帯血」。提供できるのは、人生でも限られた機会——出産のときだけです。
さい帯血とは
さい帯血は、出産のときにへその緒(さい帯)と胎盤に残る血液で、血液のもとになる造血幹細胞を豊富に含みます。白血病などの治療で、骨髄移植と並ぶ移植の選択肢です。
公的さい帯血バンクの仕組み
- 造血幹細胞移植法にもとづき厚生労働大臣の許可を受けた事業者で、全国6か所(北海道・関東甲信越・中部・近畿・兵庫・九州)。約1万本のさい帯血が保管されています。
- お母さんたちから無償で提供されたさい帯血を、採取・調製・保存し、移植を受ける医療機関へ引き渡します。
- 提供できるのは、基準を満たす公的バンクと提携した産科医療機関に限られます。採取されたさい帯血は36時間以内に凍結保存され、検査に合格したものだけが移植用に提供されます。
骨髄バンクとの違い:移植までが早い
骨髄移植はドナーとの調整(コーディネート)に時間がかかりますが、さい帯血はすでに凍結保存されているためコーディネートが不要で、移植までの期間が短縮されます。急いで移植が必要な患者さんの大切な選択肢です(骨髄バンクの解説)。
民間(プライベート)バンクとは別制度
保管費用を払って わが子や家族のために預ける民間バンクは、公的バンクとは別の仕組みです。2019年施行の法改正で、公的バンク以外による不適切なさい帯血の提供は禁止されました。第三者の患者さんの治療に役立てたい場合は、公的バンク(提携産科)への無償提供が該当します。
出産予定の方へ
提供を希望する場合は、出産予定の産院が公的さい帯血バンクと提携しているかを確認してみてください。お母さんにも赤ちゃんにも負担のない、出産のときだけの社会貢献です。
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よくある質問
Q. さい帯血の提供はどこでもできますか?
A. できません。公的さい帯血バンクと提携した産科医療機関での出産に限られます。出産予定の産院に確認してみてください。
Q. さい帯血の提供にお金はかかりますか?
A. かかりません。公的バンクへのさい帯血提供は献血と同じく無償の善意による提供です。
Q. さい帯血移植と骨髄移植はどう違いますか?
A. さい帯血は凍結保存済みのためドナーとのコーディネートが不要で、移植までの期間が短いのが特徴です。
📚 この記事の主な根拠(内容確認日 2026/08/22)
※本記事は日本赤十字社・厚生労働省などの公開情報にもとづいています(ページ生成 9/1)。採血基準や延期期間は改定されることがあり、献血の最終的な可否は当日の会場で健診医が判断します。最新情報は日本赤十字社・ラブラッドでご確認ください。
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