献血のデメリット・リスクを正直に解説
公開 2026/08/22
デメリット1:時間がかかる
全血献血で受付から30分〜1時間、成分献血なら1.5〜2時間ほど。さらに当日は激しい運動・直後の飲酒・2時間以内の入浴を避ける必要があり、当日の予定に制約が出ます。
デメリット2:体調不良が起こることがある(頻度つき)
日本赤十字社が献血者に示す「献血の同意説明書」(第5版)には、頻度が明記されています:気分不良・吐き気・めまい・失神などが0.7%(約140人に1人)、失神に伴う転倒が0.008%(12,500人に1人)、針による皮下出血(青あざ)が0.2%(500人に1人)、神経損傷(痛み・しびれ・筋力低下など)が0.01%(10,000人に1人)。厚生労働省の血液事業報告でも、健康被害で最も多いのは気分不良などの血管迷走神経反応(VVR)とされ、皮神経損傷は2〜4週間程度で軽快(まれに2カ月程度)と説明されています。医療機関の受診が必要になった例も年間数百人ありますが、その大半は数日間で終結しています。
裏を返せば、99%以上の献血は健康被害なく終わっているということでもあります。VVRは睡眠不足・空腹・緊張が誘因なので、前日からの準備で減らせます。
デメリット3:血液の回復に時間がかかる
献血後の血液の「量」は水分補給で短時間に回復しますが、成分は血漿が約2日、血小板が約4〜5日、赤血球は約2〜3週間かけて回復します(日本赤十字社)。このため次回まで一定の間隔が必要で、女性は鉄分不足にも注意が必要です。
「献血で健康になる」わけではない
「献血はダイエットになる」「血がきれいになる」といった俗説がありますが、公式にそのような効果は示されていません。献血のメリットは社会貢献・無料の検査結果・記念品であって、健康効果を期待して行うものではありません。
もしもの時の救済制度がある
献血に伴って健康被害が起きた場合のために、日本赤十字社には献血者健康被害救済制度があり、医療費等が補償されます。異変を感じたら献血した血液センターへ連絡してください。
よくある質問
Q. 献血で体調が悪くなる確率は?
A. 気分不良・めまい・失神などが0.7%(約140人に1人)、皮下出血が0.2%、神経損傷が0.01%と日本赤十字社の同意説明書に明記されています。大半の献血は健康被害なく終わっています。
Q. 献血は体に悪いですか?
A. 採血基準(年齢・体重・血色素量など)は献血者の健康を守るために国が定めており、基準内の献血で健康を損なわないよう設計されています。ただし当日の激しい運動や飲酒を避けるなどの注意は必要です。
Q. 青あざ(皮下出血)ができてしまったら?
A. 多くは時間とともに自然に消えます。採血後に指定時間しっかり押さえ、当日はこすらないことで予防できます。痛みや腫れが強い場合は血液センターに相談してください。