CJDとは?献血できない5つの条件と、その理由
公開 2026/08/22
問診票の中でもとりわけ重い質問のひとつ。なぜこの5項目が聞かれるのか、背景まで正確に解説します。
CJDとは
クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)は、異常プリオンというたんぱく質が脳に蓄積する、きわめてまれな病気です。輸血での伝播が疑われる報告があり、リスクを完全に排除できないため、日本赤十字社は該当する方の献血をご遠慮いただいています。
献血できない5つの条件(公式)
- CJDまたは類縁疾患と診断された
- 血縁者にCJDまたは類縁疾患と診断された人がいる
- ヒト由来成長ホルモンの注射を受けた
- 角膜移植を受けた
- 硬膜移植を伴う脳神経外科手術を受けた
これらは期間の定めがない、恒久的なご遠慮です。
なぜ「問診だけ」がこんなに重いのか
厚生労働省の問診票解説は「プリオンの適切な検査法のない現在、問診のみが唯一のスクリーニング法です」と明記しています。ウイルスならNAT検査で捕まえられますが、プリオンは献血血液から検査できません。だからこそ、該当する方の正直な申告が患者さんを守る唯一の砦なのです。
背景:ライオデュラ事件
「硬膜移植」が条件に入っているのは、かつて脳外科手術で使われたヒト乾燥硬膜「ライオデュラ」を介してCJDに感染する薬害が起きたためです(国などを被告とする損害賠償訴訟は2002年3月に和解が成立)。ヒト由来プラセンタ注射の献血制限も、同じく理論上のvCJDリスクにもとづくものです。また、英国など欧州滞在歴によるvCJD対策の制限は渡航歴のルールで扱われています。
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よくある質問
Q. 角膜移植を受けたことがあると献血できませんか?
A. できません。CJD関連の5条件(診断歴・血縁者の診断歴・ヒト由来成長ホルモン注射歴・角膜移植歴・硬膜移植を伴う脳神経外科手術歴)のいずれかに該当する方は献血をご遠慮いただいています。
Q. なぜCJDだけ検査ではなく問診で確認するのですか?
A. プリオンには適切な検査法がなく、問診が唯一のスクリーニング法だと厚生労働省の問診票解説に明記されています。
📚 この記事の主な根拠(内容確認日 2026/08/22)
※本記事は日本赤十字社・厚生労働省などの公開情報にもとづいています(ページ生成 9/1)。採血基準や延期期間は改定されることがあり、献血の最終的な可否は当日の会場で健診医が判断します。最新情報は日本赤十字社・ラブラッドでご確認ください。
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