美容医療と献血|プラセンタ注射は要注意
公開 2026/08/22
ヒト由来プラセンタ注射=現在は献血不可
日本赤十字社の公式Q&Aによると、2006年10月10日から、厚生労働省の指示によりヒト由来プラセンタ製剤(ラエンネック・メルスモン)を注射された方は、安全性が確認されるまで当分の間、献血をご遠慮いただいています。期限のない「無期延期」で、過去に一度でも注射していれば対象です。
理由:理論上のvCJDリスク
原料がヒトの胎盤であるため、異常プリオンによる変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)の危険性が理論上完全に否定できないため、とされています(なお、プラセンタ注射薬によるvCJD感染事例は報告されていません)。サプリメントなどの「飲むプラセンタ」は注射と扱いが異なるため、問診で確認しましょう。
2026年秋ごろ、ルール緩和の方針
厚生労働省は2026年2月のQ&Aで、この制限を「投与後3か月の延期」へ緩和する方針(2026年秋ごろ目安)を公表しています。ただし開始日は未定で、現時点では従来どおり献血できません。最新の公式発表を確認してください。
そのほかの美容医療は?
ボトックス・ヒアルロン酸などについては、公式ページに個別の基準は示されていません(未確認)。施術内容・使う薬剤によって判断が変わり得るため、問診で施術名・時期を正直に伝えて健診医の判断を仰ぐのが確実です。なおタトゥー・アートメイクは6か月のルールがあります。
よくある質問
Q. プラセンタ注射を1回だけ受けたことがあります。献血できますか?
A. 現在はできません。ヒト由来プラセンタ製剤(ラエンネック・メルスモン)の注射歴がある方は、回数にかかわらず献血をご遠慮いただいています。
Q. プラセンタのサプリやドリンクも対象ですか?
A. 制限の対象は「注射」です。飲むタイプは扱いが異なるため、問診で製品名を伝えて確認してください。
Q. この制限はずっと続きますか?
A. 厚生労働省は2026年秋ごろを目安に「投与後3か月の延期」へ緩和する方針を公表していますが、開始日は未定です。それまでは現行ルールが適用されます。
関連ガイド
- タトゥーは6か月・ピアスは開け方次第|献血を控える期間
- 献血できる人・できない人の条件|年齢・体重・できない例
- AGA治療薬と献血|フィナステリドは1か月・デュタステリドは6か月
- 献血の問診で聞かれること|事前にWeb問診も