世界の献血はどうなっている?——WHOのデータで見る国際事情

公開 2026/08/22

日本では当たり前の「無償の献血」。世界に目を向けると、実はまだ当たり前ではありません。
📑 目次
  1. 世界の献血は年間約1億2,000万件
  2. 無償献血の国、有償採血が残る国
  3. WHOが「無償」を推進する理由
  4. 世界献血者デー(6月14日)
  5. 日本の位置づけ
  6. よくある質問

世界の献血は年間約1億2,000万件

WHO(世界保健機関)のファクトシートによると、世界では年間約1億2,040万件の献血が行われています。ただしその36%は、世界人口の15%しか住んでいない高所得国で集められており、地域差が大きいのが現状です。

無償献血の国、有償採血が残る国

WHOによると、80か国では血液供給の90%超を自発的無償献血で確保している一方、59か国では供給の50%超を家族・代替ドナーや有償ドナーに依存しています。家族が輸血の「見返り」に血を提供する仕組みや、報酬目当ての売血が残る国がまだ多くあるのです。日本も1970年代までは売血の国でした(日本の献血の歴史)。

WHOが「無償」を推進する理由

WHOが自発的無償献血を推進するのは、倫理だけの問題ではありません。自発的無償献血者は、血液由来の感染症の有病率が最も低い、最も安全なドナー層だからです。報酬目当ての献血では、体調や感染リスクを隠して売血するインセンティブが働いてしまいます。世界保健総会の決議(WHA63.12)は、すべての加盟国に自発的無償献血にもとづく血液事業の構築を求めています。

世界献血者デー(6月14日)

毎年6月14日は「世界献血者デー」。ABO血液型を発見したカール・ラントシュタイナー(1868-1943)の誕生日にちなんで定められた、献血者に感謝する国際デーです。各国でイベントやキャンペーンが行われ、日本でも記念行事やキャンペーンが実施されます。

日本の位置づけ

日本は輸血用血液を100%国内の無償献血でまかなう、世界的に見れば恵まれた国です。ただし献血率は6.2%で若年層は減少傾向、血漿分画製剤は一部輸入依存と、課題も残っています。

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よくある質問

Q. 世界献血者デーはいつですか?
A. 毎年6月14日です。ABO血液型を発見したカール・ラントシュタイナーの誕生日に由来します。

Q. 海外では献血にお金がもらえる国もありますか?
A. あります。WHOによると59か国では血液供給の50%超を家族・代替ドナーや有償ドナーに依存しています。一方、80か国は90%超を自発的無償献血で確保しています。

Q. なぜ無償の献血が推奨されるのですか?
A. WHOによると、自発的無償献血者は血液由来感染症の有病率が最も低い、最も安全なドナー層だからです。報酬目当てだと体調や感染リスクを隠す動機が働いてしまいます。

📚 この記事の主な根拠(内容確認日 2026/08/22)
※本記事は日本赤十字社・厚生労働省などの公開情報にもとづいています(ページ生成 9/1)。採血基準や延期期間は改定されることがあり、献血の最終的な可否は当日の会場で健診医が判断します。最新情報は日本赤十字社ラブラッドでご確認ください。

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