外国人・外国籍でも献血できる?日本での条件をやさしく解説

公開 2026/06/10・更新 2026/10/10

外国籍でも、条件を満たせば日本で献血できます。国籍そのものは問われません。条件は、日本語で問診に答えられること、生年月日などが確認できる本人確認書類(在留カード・パスポートなど)があること、年齢・体重などの採血基準を満たすことの3つ。ただし来日・入国後4週間は献血できず、出身地域や滞在歴(マラリア流行地、中南米)によっては追加の制限があります。欧州出身・欧州滞在歴のある方の制限(vCJD対策)は2026年10月1日に撤廃されました。
⚡ 30秒でわかる要点
📑 目次
  1. In English: Can foreigners donate blood in Japan?
  2. 結論:国籍は問われない
  3. 3つの条件
  4. 来日・入国後4週間は献血できない
  5. 出身地域・滞在歴による制限
  6. ケース別
  7. 言葉の壁への対応
  8. ラブラッドの登録と2回目以降
  9. 持ち物のまとめ
  10. よくある質問

In English: Can foreigners donate blood in Japan?

結論:国籍は問われない

日本赤十字社の献血の問診は、輸血を受ける患者さんの安全のために「血液を介して感染する病気のリスクがないか」を確認するものです。国籍そのものを理由に断ることはなく、条件を満たせば外国籍の方も献血できます。実際に多くの在日外国人の方、留学生、技能実習生が献血に協力しています。

3つの条件

条件内容
日本語で問診に答えられる問診票と健診医の問診は日本語。採血中に「気分が悪い」「痛い」を正確に伝える必要があるため、日本語での意思疎通が事実上の前提。一部の血液センターでは英語・中国語・ベトナム語などの問診票を「医学用語を理解するための補助」として用意している
本人確認書類がある初回は生年月日が確認できる本人確認書類(日本赤十字社は氏名・生年月日・顔写真を確認)。在留カード、特別永住者証明書、パスポート、日本の運転免許証、マイナンバーカードなど。生年月日が確認できないと献血を見送る場合がある
採血基準を満たす年齢16〜69歳、体重(400mLは50kg以上)、ヘモグロビン、血圧など。国籍に関係なく全員同じ(献血できる条件の一覧)

来日・入国後4週間は献血できない

海外から日本に入国した当日から4週間以内は、国籍にかかわらず献血をご遠慮いただきます。これは海外旅行から戻った日本人にも同じく当てはまるルールで、輸血を介した感染リスクを減らすためのものです。来日したばかりの留学生や観光客は、この期間は献血できません。一時帰国から戻った場合も同様に、戻った日から4週間のカウントが始まります(海外渡航と献血)。

出身地域・滞在歴による制限

制限は国籍ではなく「どこに、どのくらい滞在していたか」で決まります。日本人が同じ地域に滞在した場合とまったく同じ基準です。

滞在歴・出身制限
マラリア流行地(アフリカのサハラ以南、東南アジア・南アジアの一部、中南米の一部など)に旅行日本に来てから1年
マラリア流行地に1年を超えて居住離れてから3年。マラリアにかかったことがあれば問診で申告
中南米で出生・育成、または母や母方の祖母が中南米で出生・育成、または中南米に連続4週間以上滞在対象地域を離れてから6か月未満は不可(シャーガス病対策)。感染既往があれば不可
英国を含む欧州などに一定期間滞在2026年10月1日に撤廃(9月30日までは、vCJD対策として国と時期により献血を控える場合があった)。入国後4週間の制限は他の地域と同じく適用
アフリカに居住歴があり、アフリカトリパノソーマ症の感染既往不可

該当しそうな方は、問診で出身国と滞在期間を正確に伝えてください。健診医がその場で判断します。

ケース別

ベトナムからの技能実習生(来日1年):来日後4週間は過ぎている。ベトナムの一部地域はマラリア流行地のため、出身地と滞在歴を問診で申告。日本語で問診に答えられれば、採血基準を満たすことで献血できる。
中国からの留学生(来日3か月):4週間ルールは過ぎている。日本語で問診に答えられれば献血できる。学校献血に参加する留学生は多い。
ブラジル出身で日本在住10年:中南米出身のため、シャーガス病の観点で「対象地域を離れてから6か月」は過ぎているが、感染既往の有無を問診で確認される。一時帰国のたびに4週間ルール。
観光で来日中の欧米人:入国後4週間は献血不可のため、短期滞在の観光客は事実上献血できない。
日本生まれの外国籍(特別永住者など):海外滞在歴がなければ、日本人と同じ条件で献血できる。

言葉の壁への対応

問診票には医学用語(輸血歴、臓器移植、けいれん、梅毒など)が含まれます。一部の血液センターでは英語やベトナム語などの補助問診票を用意しており、意味を確認しながら日本語の問診票に回答できます。ただし、採血中の体調の変化(気分が悪い、痛い、しびれる)を自分の言葉で伝えられることが安全上の前提なので、日本語での会話が難しい場合は、日本語のわかる同行者がいても採血中の判断は本人の申告が基本になります。事前に献血ルームか血液センターに「日本語が少し不安だが献血できるか」と問い合わせると、対応できる会場や日を案内してもらえることがあります。

ラブラッドの登録と2回目以降

献血後は献血者コードが発行され、ラブラッド(献血Web会員サービス)に登録できます。2回目以降はアプリのバーコードで受付でき、検査結果や次回可能日も確認できます。ラブラッドは日本語のサービスです。スマホがなくてもカナ氏名と生年月日の申告で献血できます(ラブラッドの使い方)。

持ち物のまとめ

心配な点があれば、お近くの献血ルームに事前に問い合わせると安心です。会場は献血マップの地図で探せます(持ち物チェックリスト・初めての献血ガイド)。

🩸 近くで献血できる場所を探す

よくある質問

Q. 外国人でも日本で献血できますか?
A. はい。国籍は問われません。日本語で問診に答えられ、在留カードやパスポートなどの本人確認書類があり、年齢・体重などの採血基準を満たせば献血できます。

Q. 問診は日本語でないとダメですか?
A. 採血中の体調変化を正確に伝える必要があるため、日本語での意思疎通が前提です。一部のセンターでは英語・ベトナム語などの補助的な問診票を用意しています。

Q. 在留カードは本人確認書類として使えますか?
A. 使えます。日本赤十字社が確認する氏名・生年月日・顔写真がそろうため、在留カードは1枚で足ります。パスポートも使えます。

Q. 来日したばかりでも献血できますか?
A. 海外から入国した当日から4週間以内は、国籍にかかわらず献血をご遠慮いただきます。4週間を過ぎれば、ほかの条件を満たすことで献血できます。

Q. 出身国によって献血できないことはありますか?
A. 国籍ではなく滞在歴で判断されます。マラリア流行地の出身・長期滞在、中南米出身(シャーガス病)などは期間の制限があり、日本人が同じ地域に滞在した場合と同じ基準です。欧州などの滞在歴による制限(vCJD対策)は2026年10月1日に撤廃されました。

Q. 留学生は学校献血に参加できますか?
A. できます。来日後4週間を過ぎ、日本語で問診に答えられ、採血基準を満たせば、日本人学生と同じように参加できます。

📚 この記事の主な根拠(内容確認日 2026/08/22)
※本記事は日本赤十字社・厚生労働省などの公開情報にもとづいています(ページ生成 10/19)。採血基準や延期期間は改定されることがあり、献血の最終的な可否は当日の会場で健診医が判断します。最新情報は日本赤十字社・ラブラッドでご確認ください。

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