献血は何歳まで?65〜69歳の条件と、シニアが続けるための注意点
公開 2026/08/22・更新 2026/10/10
- 上限は69歳。70歳の誕生日以降は種類を問わず献血できない
- 65〜69歳は「60歳に達した日から65歳に達した日の前日までに採血が行われた方」に限る(厚労省の採血基準)
- 65歳からの初献血、64歳まで献血歴がない人の再開は不可。64歳までに1回が分かれ目
- 血小板成分献血の女性は54歳まで。それ以外は男女とも69歳まで
- 50回以上の献血者は60歳と68歳到達後の献血時に感謝状。70回以上で銀色有功章、100回以上で金色有功章
年齢の基準(国が定めた採血基準)
| 種類 | 年齢 |
|---|---|
| 200mL全血献血 | 16〜69歳 |
| 400mL全血献血 | 男性17〜69歳、女性18〜69歳 |
| 血漿成分献血 | 18〜69歳 |
| 血小板成分献血 | 男性18〜69歳、女性18〜54歳 |
厚生労働省の採血基準には「65〜69歳の方については、60歳に達した日から65歳に達した日の前日までの間に採血が行われた方に限る」と明記されています。日本赤十字社の表記では「65歳から69歳までの方は、60歳から64歳までに献血の経験がある方に限られます」です。
なぜ65歳以上に条件があるのか
採血基準は「献血にご協力いただける方の健康を保護するために、国が定めたもの」です。年齢が上がるほど、採血による血圧や循環の変化に体が対応しにくくなり、気分不良や転倒のリスクが相対的に高まります。そこで、60代前半に献血の実績があり、採血への体の反応が確認できている方に限って69歳まで継続できる設計になっています。65歳から初めて献血に挑戦する場合、体の反応が未知数であるため、安全側に倒した基準です。
ケース別:あなたは献血できる?
シニアの献血で見送りになりやすい理由
| 理由 | 解説 |
|---|---|
| 血圧 | 最高血圧180mmHg未満・最低血圧110mmHg未満が基準。降圧薬は血圧が安定していれば複数剤でも可(血圧と献血) |
| 薬 | 抗凝固薬(ワーファリン、エリキュースなど)、抗血小板薬(バイアスピリンなど)、抗不整脈薬、糖尿病薬、心不全薬は原因の病気の観点で不可(薬と献血) |
| 病歴 | 心筋梗塞・狭心症、脳卒中、がん(治癒後5年未満)、治療を要する不整脈などは不可(病歴別の基準) |
| ヘモグロビン | 加齢や食事量の減少で基準に届かないことがある |
| 健康診断 | 胃カメラ・バリウム・PET検査の当日は不可。要精検の判定があれば見送り(健診の後の献血) |
年齢にかかわらず、問診・血圧・血色素量などの検査結果をふまえて健診医が総合的に判断します。体調がすぐれない日は無理をしないでください。
安全に続けるための注意点
- 前日にしっかり寝て、当日は食事と水分をとってから。脱水は気分不良と血圧低下のもと。
- 採血後は10分以上休み、立ち上がるときはゆっくり。運転するなら30分以上休んでから。
- 当日は2時間以内の入浴と当日のサウナ、直後の飲酒、激しい運動を避ける。
- お薬手帳を持参し、薬の変更があれば問診で伝える。
- 400mLにこだわらず、体調によっては200mLや血漿成分献血を選ぶ。
- ラブラッドで次回献血可能日と検査結果を確認する習慣を。献血カードは2026年1月に廃止され、アプリに統一されたが、スマホがなくてもカナ氏名と生年月日の申告で献血できる(献血カード廃止後の受付)。
70歳以降にできること
70歳の誕生日以降は献血できませんが、血液事業を支える方法はあります。家族や友人、職場の若い世代に献血をすすめる、付き添いで一緒に行く、地域の献血推進活動やボランティアに参加する、日本赤十字社に寄付するなどです。長年献血を続けてきた方の体験談は、若い世代にとって何よりの「献血の理由」になります。
長年の協力への表彰制度
日本赤十字社の献血者顕彰では、献血回数に応じて次の表彰があります。
- 10回・30回・50回到達時に記念品。
- 70回以上で銀色有功章、100回以上で金色有功章。
- 200回到達後は100回ごとに感謝状。
- 50回以上の献血者が60歳および68歳に達した後の献血時に感謝状。シニアの継続に対する表彰です。
回数はラブラッドの献血記録で確認できます(複数回献血クラブと表彰)。
よくある質問
Q. 献血は何歳までできますか?
A. 69歳までです(血小板成分献血の女性は54歳まで)。ただし65〜69歳の方は、60〜64歳の間に献血経験がある方に限られます。70歳の誕生日以降は献血できません。
Q. 66歳ですが献血したことがありません。できますか?
A. できません。65歳以上の献血は60〜64歳の間に献血経験がある方に限られるためです。
Q. 63歳です。今から献血すれば65歳以降も続けられますか?
A. はい。64歳までに実際に採血が行われれば、65〜69歳も継続できます。当日の検査で見送りになった場合は記録として扱われない可能性があるため、早めに機会を作ってください。
Q. 60代でも当日断られることはありますか?
A. あります。年齢にかかわらず、問診・血圧・血色素量などの検査結果をふまえて総合的に判断されます。降圧薬は血圧が安定していれば可能ですが、抗凝固薬や心臓病などは不可です。
Q. 血圧の薬を飲んでいても献血できますか?
A. 血圧が安定していて合併症がなければ、複数の降圧薬を飲んでいても献血できます。問診でお薬手帳を見せて伝えてください。
Q. 長年献血を続けると表彰されますか?
A. 10回・30回・50回で記念品、70回以上で銀色有功章、100回以上で金色有功章があります。50回以上の献血者は60歳と68歳到達後の献血時に感謝状が贈られます。
- 採血基準表(日本赤十字社・血液センター共通PDF)(確認 2026/09/05)
- 厚生労働省「献血の可能年齢等(採血基準)」
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