高校生・16歳17歳の献血|年齢別にできる種類と、学校献血の実際

公開 2026/06/10・更新 2026/10/10

高校生でも献血はできます。16歳は男女とも200mL献血、17歳になると男性は400mL献血も可能で、女性の400mLと成分献血は18歳からです。体重とヘモグロビンの基準は大人と同じで、成長期は鉄分が不足しやすいため当日見送りになる人が少なくありません。保護者の同意書を求める運用のセンターがあるので、初めて行く前に会場か学校に確認を。
⚡ 30秒でわかる要点
📑 目次
  1. 年齢別にできる献血
  2. 200mL献血の位置づけ
  3. 体重とヘモグロビンの基準
  4. 保護者の同意は必要?
  5. 本人確認は学生証でいい?
  6. 学校献血(献血バス)の流れ
  7. 当日の準備と、部活・体育との兼ね合い
  8. 初めての不安に答える
  9. 献血の間隔と年間回数
  10. 若いうちに献血を始める意味
  11. よくある質問

年齢別にできる献血

日本赤十字社「採血基準」。体重・ヘモグロビンなどの基準もあわせて満たす必要がある
年齢男性女性
16歳200mL献血200mL献血
17歳200mL・400mL献血200mL献血
18歳以上200mL・400mL・成分献血200mL・400mL・成分献血

年齢は献血当日の満年齢です。17歳の誕生日を迎えた男性はその日から400mLの対象になります。

200mL献血の位置づけ

医療機関では400mL献血の需要が中心で、200mL献血の需要は減っています。日本赤十字社は公式Q&Aで、200mL献血は主に「年齢の基準で200mL献血にしか協力できない16歳の男性と16、17歳の女性」から受け入れており、血液の確保状況によっては受け入れできない場合もあるため、事前に最寄りの血液センターへ確認をと案内しています。つまり200mL献血は高校生のためにある枠と言ってよく、「200mLは迷惑」という俗説は当てはまりません。ただし街頭の献血バスは原則400mLのため、200mL希望なら学校献血か献血ルーム、または事前確認が確実です(200mLと400mLの違い・200mL献血と在庫調整の仕組み)。

体重とヘモグロビンの基準

種類体重ヘモグロビン
200mL献血男性45kg以上・女性40kg以上男性12.5・女性12.0g/dL以上
400mL献血(17歳男性〜)男女とも50kg以上男性13.0・女性12.5g/dL以上

体重は2023年から会場で測定されます(数値は周囲に見えない体重計)。成長期の10代は体の成長に鉄が使われ、女子は月経も重なるため、ヘモグロビンが基準に届かず見送りになる人が大人より多くなります。見送りは恥ずかしいことではなく、健康に問題があるという意味でもありません。日頃の食事で鉄分(レバー、赤身の肉・魚、小松菜、大豆製品)とたんぱく質、ビタミンCを意識しておくと通りやすくなります(ヘモグロビンが足りないと言われたら)。

保護者の同意は必要?

採血基準そのものに保護者の同意は含まれていませんが、未成年の献血について保護者の同意書や確認を求める運用のセンター・会場があります。学校献血では学校を通じて同意書を配る場合が多く、献血ルームに一人で行く場合は、事前に会場や血液センターに「未成年の同意書は必要か」を確認しておくと、当日出直しにならずに済みます。同意書の書式はセンターのサイトからダウンロードできることがあります。

本人確認は学生証でいい?

初回の献血では本人確認書類を提示します(日本赤十字社は氏名・生年月日・顔写真を確認。生年月日が確認できないと見送りになる場合があります)。顔写真つきの学生証なら使えることが多いですが、顔写真のない学生証は健康保険証などと組み合わせます。マイナンバーカードやパスポートがあれば1枚で足ります。会場によって扱いが異なるため、不安なら事前確認を。2回目以降はラブラッドアプリのバーコードで受付できます(持ち物チェックリスト)。

学校献血(献血バス)の流れ

学校が血液センターに申し込むと、献血バスが校内に来て献血を受け付けます。流れは通常の献血バスと同じです。

  1. 事前に学校から案内と同意書が配られ、参加希望者が申し込む。
  2. 当日、受付で本人確認と同意書の提出。
  3. タブレットで問診に回答し、健診医の問診、血圧・脈拍・体温の測定。
  4. 指先から少量採血してヘモグロビンを測定。
  5. バス内のベッドで採血10〜15分。
  6. 10分以上休憩し、水分をとる。

献血バスは原則400mLのため、16歳や17歳女性の200mL献血は学校と血液センターの事前相談で受け入れが決まります。授業や部活との兼ね合いは下記を参照(学校に献血バスを呼ぶ方法・献血バスとは)。

当日の準備と、部活・体育との兼ね合い

初めての不安に答える

痛い?:痛むのは針を刺す一瞬が中心。針は18G(1.2mm)で、以前より細くなっています(献血は痛い?)。
倒れない?:気分不良は献血者の0.7%。10代は緊張と空腹・睡眠不足が重なると起こりやすいので、準備がすべて。起きても座る・横になるで回復します(献血が怖い人へ)。
友達と一緒に行ける?:行けます。待合まで同伴できる会場が多いです。体重は互いに見えない体重計で測ります。
断られたら恥ずかしい:成長期はヘモグロビンで見送りになる人が多く、健康の問題ではありません。「次はいつから」を聞いて、また来てください(断られた日へ)。
血液型を知らない:問題ありません。事前検査で確認され、結果は後日ラブラッドで見られます。

献血の間隔と年間回数

200mL献血の後は4週間あければ次の献血ができ、年間の回数は男性6回・女性4回以内、総献血量は男性1,200mL・女性800mL以内です。400mL献血の後は男性12週間・女性16週間あけます。学校献血と献血ルームの両方に行く場合は、間隔に注意してください(献血の間隔と年間回数)。

若いうちに献血を始める意味

令和7年(2025年)の献血者は50代が最多(31.7%)、16〜19歳は4.3%で、10代・20代の献血者は減少傾向にあります。輸血用血液の需要は高齢化で増える一方、献血できる世代は減っており、若い世代の参加が将来の血液の安定供給を左右します。学生時代に献血を経験した人はその後も続ける傾向があるとされ、学校献血はその入口です。16歳の200mL献血も、患者さんの治療に確かに使われています(日本の献血者数・献血率の統計・大学生の献血)。

🩸 近くで献血できる場所を探す

よくある質問

Q. 16歳でも献血できますか?
A. はい。16歳は男女とも200mL献血ができます。体重は男性45kg・女性40kg以上、ヘモグロビンは男性12.5・女性12.0g/dL以上が基準です。

Q. 17歳の女性は400mL献血できますか?
A. 17歳女性は200mL献血のみです。400mL献血は女性は18歳から、男性は17歳からです。

Q. 高校生は保護者の同意なしで一人で献血できますか?
A. 同意・確認の要否は会場や血液センターによって異なります。同意書を求める運用があるため、一人で行く前に会場か学校に確認しておくと当日スムーズです。

Q. 学生証だけで献血できますか?
A. 初回は顔写真つきの学生証なら使えることが多いです。顔写真がない学生証は健康保険証などと組み合わせます。会場によって扱いが異なるため事前確認を。

Q. 献血バスで200mL献血はできますか?
A. 献血バスは原則400mLのため、200mLの受け入れは学校と血液センターの事前相談や在庫状況によります。確実なのは献血ルームか、事前に血液センターへ確認することです。

Q. 献血した日に部活はできますか?
A. 当日は水泳やマラソンなどの激しい運動を避けるよう案内されています。体育や部活は当日は控え、試合や大会の前日・当日の献血は避けてください。

Q. 200mL献血は迷惑だと聞きました。
A. 誤解です。日本赤十字社は200mL献血を主に16歳の男性と16・17歳の女性から受け入れていると公式に説明しています。高校生のための枠と言えます。

📚 この記事の主な根拠(内容確認日 2026/08/22)
※本記事は日本赤十字社・厚生労働省などの公開情報にもとづいています(ページ生成 10/19)。採血基準や延期期間は改定されることがあり、献血の最終的な可否は当日の会場で健診医が判断します。最新情報は日本赤十字社・ラブラッドでご確認ください。

次にすること

今週末の献血バス・今後7日間の献血バス

関連ガイド

同じカテゴリの記事(できる条件・基準)

女性の献血ガイド|女性ならではの条件と、続けるためのコツ献血の血圧基準|血圧が低い人・高い人でも献血できる?生理中でも献血できる?基準と、当日の判断のしかた体重ギリギリでも献血できる?種類別の体重基準と、軽い人の選択肢妊娠中・授乳中の献血はできない|産後いつから再開できる?

都道府県から献血バスの日程・献血ルームを見る

北海道青森県岩手県宮城県秋田県山形県福島県茨城県栃木県群馬県埼玉県千葉県東京都神奈川県山梨県長野県新潟県富山県石川県福井県岐阜県静岡県愛知県三重県滋賀県京都府大阪府兵庫県奈良県和歌山県鳥取県島根県岡山県広島県山口県徳島県香川県愛媛県高知県福岡県佐賀県長崎県熊本県大分県宮崎県鹿児島県沖縄県