人工血液はできないの?——研究の現在地

公開 2026/08/22

「そのうち人工血液ができるんでしょ?」——研究は本当に進んでいます。でも「いま」を支えられるのは献血だけです。
📑 目次
  1. 公式見解:「血液は人工的に造ることができない」
  2. 人工赤血球の研究は進んでいる
  3. でも、作れる量は「血液一滴」
  4. 「いま」の患者さんを支えられるのは献血だけ
  5. よくある質問

公式見解:「血液は人工的に造ることができない」

日本赤十字社や血液センターは一貫して「輸血用血液は人工的につくることができない」「現在の医療では、血液を人工的に作ることができないため、献血が必要不可欠」と説明しています。これが現在の医療の大前提です。

人工赤血球の研究は進んでいる

希望がないわけではありません。日本赤十字社の中央血液研究所などでは、人工赤血球(赤血球代替物)の研究開発が進められています。実現すれば、血液型を問わない輸血や長期保存など、輸血医療を大きく変える可能性があります。

でも、作れる量は「血液一滴」

日本赤十字社の広報記事によると、実験室レベルで一度に造ることができる赤血球の量は「血液一滴」程度。輸血1回に必要な量とは桁違いで、「それが実現するのは、ずっと先のことになりそうです。だから今は、輸血用血液を確保するために、皆さんの献血が必要なのです」と結ばれています。

「いま」の患者さんを支えられるのは献血だけ

血液は長期保存もできないため、研究の完成を待つ間も、毎日の献血が必要です。全国で1日平均約3,000人が輸血を受けています。未来の技術に期待しつつ、いまできる協力を——近くの献血会場はこちらから。

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よくある質問

Q. 人工血液は実用化されていますか?
A. されていません。人工赤血球の研究は進んでいますが、実験室で一度に作れる量は血液一滴程度で、実用化はまだ先と日本赤十字社が説明しています。

Q. iPS細胞で血液は作れないのですか?
A. 血小板などの研究開発は国内外で進められていますが、輸血医療を献血なしでまかなえる段階にはありません。現在の医療は献血に支えられています。

Q. 人工血液ができたら献血は不要になりますか?
A. 仮に実用化されても、量産・コスト・安全性の課題があります。少なくとも現在と近い将来の輸血医療は献血が前提です。

📚 この記事の主な根拠(内容確認日 2026/08/22)
※本記事は日本赤十字社・厚生労働省などの公開情報にもとづいています(ページ生成 9/1)。採血基準や延期期間は改定されることがあり、献血の最終的な可否は当日の会場で健診医が判断します。最新情報は日本赤十字社ラブラッドでご確認ください。

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