献血が不足しやすい時期|夏・冬・年末年始と、いつ行くのが一番役立つか
公開 2026/06/10・更新 2026/10/10
- 夏(7〜8月):学校の長期休暇で団体献血が減り、暑さで来場も減る。日本赤十字社は7月に「愛の血液助け合い運動」
- 冬(1〜2月)・年末年始:寒さ、インフルエンザ、会場の休業(大半が12/31・1/1休み)で献血者が減る。1〜2月は「はたちの献血」キャンペーン
- 連休明け(ゴールデンウィーク、お盆、シルバーウィーク):連休中の献血者減と、連休明けの手術再開で在庫が減りやすい
- 血液は長く保存できない(赤血球28日・血小板6日)ため、時期を問わず毎日一定の献血が必要
- 不足は血液型別・種類別に起こる。ラブラッドの協力依頼を受け取る設定にすると「今必要」がわかる
なぜ「足りなくなる時期」があるのか
輸血用の血液は人工的に作れず、有効期間は赤血球製剤で採血後28日、血小板製剤で6日、血漿製剤は凍結して1年です。つまり血液は「貯めておく」ことができず、毎日一定数の献血で供給を回し続ける必要があります。献血者が減る時期があると、そのまま数週間後の在庫に響きます。一方で需要側(手術、がん治療、出産、事故)は季節にかかわらず発生し、連休明けには延期されていた手術が集中することもあります。供給の波と需要の波がずれる時期が「不足しやすい時期」です(血液の有効期間)。
時期別の理由
| 時期 | 献血者が減る理由 | 血液センターの対応 |
|---|---|---|
| 夏(7〜8月) | 高校・大学の長期休暇で学校献血(団体献血)が減る。暑さと脱水で来場者が減り、当日の見送りも増える | 7月の「愛の血液助け合い運動」、夏休みキャンペーン、商業施設への献血バス |
| 年末年始(12月下旬〜1月上旬) | 会場の休業(124施設の大半が12/31・1/1休み)、帰省・旅行、忘年会・新年会の飲酒で献血できない人が増える | 年末年始の献血協力の呼びかけ、休業前後の受付延長 |
| 冬(1〜2月) | 寒さで外出が減る、インフルエンザや風邪で献血できない人が増える、受験シーズンで若年層が減る | 1〜2月の「はたちの献血」キャンペーン |
| 連休明け(GW、お盆、シルバーウィーク) | 連休中の献血者減に加え、連休明けに手術が再開して需要が増える | 連休前の協力呼びかけ |
| 大型イベント・悪天候 | 台風や大雪で献血バスが中止、外出が減る | 天候回復後の呼びかけ |
| 災害の直後 | 逆に献血者が殺到しがち。しかし有効期間が短いため、数週間後に不足しやすい | 「今すぐより、数週間後に」と分散を呼びかけ(災害時の献血) |
不足は「血液型別・種類別」に起こる
「血液が不足」といっても、全部が同時に足りなくなるわけではありません。特定の血液型(その週に大手術が続いた型)、特定の種類(血小板製剤は6日しか持たないため特に変動が大きい)で起こります。血液センターは型別・種類別の在庫を毎日見ながら、不足したものに絞って協力を呼びかけます。ラブラッドで献血協力のお願いを受け取る設定にしておくと、自分の型や種類が必要なときにメールやLINEで知らせが届きます。この依頼に応えるのが、最も無駄のない協力です(血液型と献血・すべての型が必要な理由・血液不足なのに断られる理由)。
でも血液はいつも必要
「今は足りているなら行かなくていい」は半分正しく、半分間違いです。在庫が十分な日にその型の全血献血を見送られることはありますが、血液は貯められないため、時期を問わず一定の献血が必要です。令和7年(2025年)の延べ献血者は約499万人で、献血率は6.2%。少子高齢化で献血できる世代が減る一方、輸血を必要とする高齢の患者さんは増えています。「足りている」状態を保つこと自体が、毎日の献血の成果です(日本の献血者数・献血率の統計)。
いつ行くのが一番役立つか
- ラブラッドの協力依頼が来たとき:あなたの型・種類が今必要というサイン。
- 夏休みと年末年始:年2〜3回の献血なら、この2つの時期に合わせると価値が上がる。
- 連休の直前:連休中の在庫を支える。
- 平日の昼:土日は献血者が集中しやすく、平日昼は空いている。需要は平日も土日も同じなので、平日の献血は供給の平準化に役立つ。
- 災害の直後は避け、数週間後に:殺到した血液は有効期間内に使い切れないことがある。
逆に「行ってはいけない時期」はありません。体調が整っていて基準を満たすなら、いつ行っても確実に使われます(無理なく続ける頻度)。
不足しやすい時期の献血で気をつけること
- 夏:脱水で見送りや気分不良が増える。来場前の水分を多めに。献血バスは屋外で待つため暑さ対策を。
- 冬:風邪やインフルエンザの症状があれば見送り。37.5℃以上は不可。予防接種の後は延期期間(インフルエンザ注射は24時間)に注意。
- 年末年始:受付時間の短縮や休業を事前確認。飲酒の翌日は献血できない。
- 連休:献血バスの運行が減るため、献血ルームの受付時間を確認。
近くの会場と受付時間は献血マップの地図と都道府県ページで確認できます。全国の献血バスの日程は毎日集約しています(受付時間と休館日・献血バス日程の調べ方)。
よくある質問
Q. 献血が足りない時期はいつですか?
A. 夏(7〜8月)、冬(1〜2月)、年末年始は献血者が減りやすく、血液が不足しがちです。連休明けや災害の数週間後も在庫が減りやすい時期です。
Q. 足りているときは献血しなくていい?
A. 血液は長く保存できないため、常に一定の献血が必要です。在庫が十分な型の全血献血を当日見送られることはありますが、時期を問わず協力が求められています。
Q. いつ献血するのが一番役立ちますか?
A. ラブラッドの協力依頼が来たとき、夏休みと年末年始、連休の直前、平日の昼が特に役立ちます。災害直後は避け、数週間後に行くのが効果的です。
Q. なぜ夏に不足するのですか?
A. 学校の長期休暇で団体献血が減り、暑さで来場者が減るためです。脱水で当日見送りになる人も増えます。
Q. 年末年始は献血できますか?
A. 献血ルームの大半が12月31日と1月1日を休業としており、前後も受付時間が短縮されることがあります。会場ページで事前に確認してください。
Q. 不足している血液型を知る方法は?
A. ラブラッドで献血協力のお願いを受け取る設定にすると、自分の型や種類が必要なときにメールやLINEで知らせが届きます。各血液センターの公式サイトでも在庫状況を公開しています。
- 日本赤十字社「血液事業の現状 令和7年統計表」(PDF)(確認 2026/10/10)
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